【支援事例】SNSとWebサイトを活用したBtoCのWebマーケティング事例 公開日 : 更新日 :

事例企業様の新事業開始に伴い、主にWebマーケティング戦略の立案・実施で参加させて頂きました。SNS(twitter)とホームページを連携し集客を実施した事例を紹介いたします。

目次

支援先企業の概要

書籍を出版しているクライアント様からのご依頼でした。従業員は約70人となります。

現状

新たに若年層向けに複数の書籍ブランドを出版するため、主にWebでの販売方法について、投入可能な人・時間・予算等を踏まえ戦略を策定し実施を支援してほしい、とのことでした。

解決したい課題

売上目標達成のためにまず客数を確保する必要があり、ブランドごとにtwitterとWebサイトで集客し閲覧者の共感を醸成およびファン化すること、システム面ではオンライン購入完了まで閲覧者にストレスのかからない動線を作ることで、目標達成を目指しました。

課題解決に向けた施策の提案・実施

【ブランドの存在を知ってもらう】

新ブランドの周知にはtwitterを活用しました。
twitterは日本ではSNSの中でトップクラスの利用率であり、利用者の年齢層もターゲットである10〜30代が5割を超え、ブランドの世界観と嗜好が近いユーザーが多いことが調査からわかっています。また「リツイート」や「いいね」といった、情報を共有するための機能が充実しているため、効率良く周知を行うことができます。

本件では新規ブランドとしてtwitterアカウントを新たに開設するため最初は誰ともつながっていませんが、新規ブランド関係者等にもそれぞれのアカウントからtwitterで発信してもらうことで、よりスムーズに素早くターゲットとのつながりを増加させることが可能です。
特にインフルエンサーと呼べる規模のつながりを持つ関係者等を見つけ、ブランドに関する発信を行なってもらうことで大きな周知効果が得られました。

投稿にはWebサイトやECモールへのリンクを併記し、興味を持った閲覧者がその場ですぐに詳細を確認できるようにしています。
合わせてtwitter広告も活用し、興味関心が近いユーザーに広告表示される機能を利用して集客を行いました。

【ブランドの世界観を体験してもらう】

webサイトでは内容を充実させることで購入の可能性を高めるべく設計・構築しました。

twitterは1度に投稿できる文字数が140文字までで、ブランドの世界観を表現しながら体系立ててまとまった情報を伝えることには向いていません。
そのため詳細な情報等を求める閲覧者には、より多くの情報を自由に構成できるWebサイトを活用しました。

書籍の試し読みや映画のティザー予告のように、その世界観を体験できるもの、制作秘話や関係者インタビューなどブランドを深掘りした情報等、価値を感じられる内容をサイトで提供することで共感してもらえれば、ファン化につながります。

同時にWebサイトで情報を蓄積していくこと等で検索エンジン最適化を実施し、twitterとは別の顧客獲得の入り口として集客も行います。

【簡単な購入方法を提供する】

オンラインでは簡単に購入できることが売上向上に寄与します。

ターゲット層の多くの人はECモールで日常的に買い物しており、自身が登録済みのECモールであれば、Webサイト等からのリンクでECモールに移動してカートに入れるだけで会員登録の手続きなしに簡単に購入できます。
そのため複数のECモールで販売することで、より多くの閲覧者が会員登録の煩わしい手続きなしに購入できるため、敷居が下がり売上向上につながります。

また購入までに行うタップ等の動作が最低限になるよう適切な動線をtwiiter、Webサイトから配置することが重要です。そのため閲覧者の視点に立ってテストを繰り返し最適化を行います。

【ファンにファン化を手伝ってもらう】

ファンに共有してもらうことで半自動的につながりのないユーザーに周知することができます。

twitterには「リツイート」や「いいね」など情報共有の機能が充実していることは先述しました。これらの機能を活用することで閲覧者から閲覧者へと情報が広がります。

例えばtwitterで当社ブランドとつながっているユーザーAさんが情報を共有(リツイート)すると、Aさんと繋がっているBさんにも情報が伝わります。そのため当社ブランドと直接つながっていないBさんにもブランドの存在を認識してもらえる可能性が高まります。
さらにBさんにも固有のつながりがあり、Bさんが共有すれば固有のつながりをもつユーザーに情報が伝わります。

twitterは近しい嗜好のユーザー同士がつながっていることが多く、ひとつの投稿を、つながりを介して他者の手で共有してもらうことは効率のいい周知活動になります。
そのため投稿内容は共感を呼ぶものや参加型、プレゼントキャンペーン等の、閲覧者が共有したくなる内容を発信し共有を促します。

ファンの口コミは嗜好が近い閲覧者を呼び込み、さらなるファンを生むことにつながるため、きめの細かいコミュニケーションを行い関係性を強化していきました。

施策実施の結果

売上目標を無事達成することができました。
新ブランド立ち上げ時に開設したtwitterは関係者等の協力もあり、フォロワーが数万人に達し現在も増加を続けています。
Webサイトはページ数が増えるに従い、様々なキーワードで検索結果の上位に表示され、自然検索流入数は10万を超えています。

まとめ

SNSやWebサイトの特性をうまく活用することで、より多くの人に知ってもらい購入して頂いたり、ファン化することでリピート顧客へと育てることが可能です。
それらを実現するためには、閲覧者が情報に簡単に接することができる仕組みを作ることが大切だと考えています。
そのためにSNSやWebサイト等の手段の特性を踏まえ、長所を活かして閲覧者の入り口から出口までの流れを設計することが重要です。

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